もうたくさん。

すきなものの話をだらだらと

遠くに見える背中を追いかけた

 

 

 

 

 

けれどそれは蜃気楼だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってくらい暑いです。あつい。夏休みしてた時こんな暑くなかった気がするんですけど。もう秋になるよーくらいな勢いだった気がするんですけど。

まあ人生うまくいかないように、気候もそう簡単に例年通りにいかないんですかね(?

 

そういえば幼い頃、学校の帰り道とかで道の先が揺らいでるのをみて「蜃気楼だ!」なんて言ったことある人、ある程度はいるんじゃなかろうか。私はその1人です。

蜃気楼ってまあざっくりいえば光の屈折で生じるものらしいんだけど、なんか、名前がかっこよくないですか?蜃気楼って。そうそう、摩天楼みたいな。あれ?楼ってつくのがかっこいいのか?まあとりあえずかっこいい。比喩表現とかで用いられるのもいいよね。いいねー。比喩表現用いるの苦手だからできる人すごいと思っちゃう。

好きな言葉とか好きな言い回しとか感嘆とすることあるけど、自分じゃなかなかできなくて、羨ましいなこんな言葉出てくるのー!ってなることもしばしば…。語彙はどこでつけるの…本読めってこと…?人より本読んでない自信あるからそこだろうな…うん。

 

うわ、いいなぁこの表現!とか、そうだよなぁ!と腑に落ちるとかいうフレーズは、本を読まないマンにとっては歌詞とかから思うことが多くてですね。音楽は少し聴くもんで。

例えば、

 

行列に並んだら幸せになれるなら早朝から並ぶわ

(モーニング娘。'16/セクシーキャットの演説)

 

これはほんとそれな!って言葉でした。知らない誰かと一緒、人気だからとりあえず便乗、みたいな。少し皮肉のような、そういうきもさせるこのフレーズ。1フレーズにパンチがありますよねつんくさんは……油断してるとスケールが世界規模になっちゃうけど。そこもまたいいんだよな。ハロ曲ははつんくさんが結局至高。

 

これは最近「おお!」って思ったもので、自分の中ではやっぱりこっちを知っておいてもらいたい。

 

だって知っていることはほんのちょっとで 感じれることはそれよりも多くて 無理やり窮屈な服着せてるみたい

(ポルノグラフィティ/パレット)

 

これは昔っっっから好きな曲で、しかもこの2番がすき。2番サビ。この曲知ってるひとどのくらいいるかはさておき、この表現ですよ。素晴らしいと思いましたね、小学生のとき。それから頭にずっと残ってる。

なにがいいって、うまく言葉で表現できないことを、自分が知っていることがちょっとなせいであるし、感情は言葉以上にあること。うまく言葉で表すのが昔から苦手だったからこそ、感情は言葉を超えていいんだと思ったフレーズ。うまく受け答えすることができないのは、たくさん感じることがあるから当たり前だと、そう思えましたね。そりゃ感情をうまく言葉で伝えることができればいいけど、きっと全てをきれいに表せる言葉はないんだと思います。人の価値観、感じ方はそれぞれですし。たまにあるじゃないですか、知った風に「あー、〇〇みたいな感じね?」みたいに、話の腰おる上なにもあたってないのにさもこうでしょ?ってどやる人とか。そんな人間にはなりたくないから、一緒に言葉を探せることがいいなと思います。

そもそも、一曲丸々ポップな、アップテンポなリズムなのに、歌の内容は失恋女子励ましソング(ざっくり)

この曲の歌詞どこも素敵なんですよ。

1番サビの、

 

パレットの上の青色じゃとても

描ききれないこの晴れた空を

ただちゃんと見つめていて ありのままがいい

君ひとりじゃ持ちきれないのなら

僕が半分持っていてあげるから

いつか取りにおいで

 

ってあるんですよ。もうここまで読んでくれた人は曲聴いて是非。雲をも掴む民ってアルバムに入ってるから。

で、このパレット。パレットが何を表現してるかは受けてそれぞれあると思いますけど、自分の語彙だとしましょう。やっぱり表しきれないんですよね、その感情を。パレットで表しきれない情景をその女の子の気持ちに例えるってそれがもうなんか素敵です(語彙)

なんかこの素晴らしい日本語表現?っていうの?なに?うまくほら説明できないのよ、このうわー!って感じ。個人的にはすごくすごくすごく好き。もう、、すき。

説明を諦めてしまって申し訳ないけどこの曲ほんとまるまるいいから聴いてみてほしいの。

サビ後半の「君ひとりじゃ〜とりにおいで」もね、いいよね。その抱えきれない気持ちを半分持っておいてくれるんですよその…多分励ましてくれてる男の子が。ね。でも落ち着いたらとりにきてほしいんですよ。また、会いたいんですよこのボーイは!

全体のストーリーはまずAメロから追わないとわからないので戻りますけど、

 

世界あるいは君が壊れてしまうというなら話は別だが

およそ恋が生まれて消えた まぁそういうところだろう

そんな哀しいこと言わずに

そんなブサイクな顔をしないで

できるだけ高い場所で次の風がくるのを待とう

 

で、パレットの上の〜に続くわけです。

…ねぇ、ボーイがねぇ…ねぇ。。。

歌詞解説というのをしたいわけでないのでこれほこの辺にしておきます。うん。中途半端かもしれないけど。おいおいまた語ると思います。たぶん。

 

素敵な表現や、素敵な出来事に出会うと、それを言葉にできないこともあるけど、それはそれでいいんだと。自分の中で少しはそれを表すために言葉をうまく使うこと、それが大切なのかと…気持ちを全て言葉で伝えることは難しい。改めてこれ書いてて思いました。感情を言葉は超えられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永遠に届かないことに気づくことはなかった。